§ 植藤造園 § 佐野藤右衛門さん

植藤造園 創業天保3年 桜守 16代 佐野藤右衛門さん
京都市右京区山越中町13番地
http://www.uetoh.co.jp/index.htm
代々御室御所に仕えた植木職人として家業の植木屋を継承。
京都の西の嵯峨野にあるご自身の庭には、
およそ200種類の桜が常時10万本以上あるという。
いま80歳。体一つで、全国の桜を調査するため車を飛ばし、
一年中、まだ見ぬ桜との出会いを求めて、桜行脚しているそうです。

全国の桜のおよそ80%が染井吉野らしく、桜の季節になると、
どこもかしこも、景色が一緒でつまらないとおっしゃっています。
本来、日本の桜はその土地土地で、一つ一つ違う顔を持つ個性的なもの。
人の手に頼らずどっしりと立つその姿に惹かれるのだと言います。

染井吉野というのは、江戸末期というより明治初期、
東京の染井墓地近くの植木屋が「吉野山から採ってきた」
と言って売り出した。1種のまがいもの。
桜の名所の吉野とは実際関係がないので、区別をつけるために、
「染井吉野」という名前を後でつけ、東京で人気になった。
伊豆あたりの大島桜と江戸彼岸桜が天然交配して生まれた、
1種の突然変異で、人間の手で作られた桜、人間の手を必要とする桜。
接木がしやすく、成長がとても早いので広まったということです。
なぜ、その場所にこんなにたくさん染井吉野を植えたのか、
知っておくのも必要だと。
確かに、桜並木の近くのイメージは何となく一緒(~_~;)

「わしの好きな吉野の山桜は、放つておいてもなんぼでも育つ。
もともと自分が肥ちやすいところでないと生きていけないわけやから、
放っておいても大丈夫なんですわ。」

佐野さんお薦め花の見方は、出来るだけ幹に近づいて仰向けに見ること。
実は、桜の花はすべて、下を向いて咲いているんです。
蕾のときは必死に太陽の光を浴びようと上を向き、
花が開くと感謝を示すように下を向く。
その下を向いて咲く桜に鳥や蜂が集い、
自然の営みまで見て感じることができるのです。

酔っ払って、酒を適当にまくのはよろしい。
飲みすぎて、へどを吐いているヤツはほめてやれ。
いずれ、土の栄養になるんやから。
立小便も許す。そやけど、
ビニールシートを敷いているやつらは放り出せ!

ごめんなさい。根から少し離れたところだったけれど、
昨日大きなビニールシート引いてしまいましたm(__)m
いつか庭園に伺ってみたいなぁ~♪
植藤造園のHPの桜の紹介も素敵です(#^.^#)

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