興福寺創建1300年記念阿修羅展を見に
東京国立博物館平成館へ行ってきました(#^.^#)
阿修羅像は天平6年(734)、光明皇后が母橘三千代の1周忌供養の菩提を
弔うために造像して以来、戦乱や大火など幾つもの災難を乗り越えてきました。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=6113
究極の脱活乾漆技法が随時に冴えわたる三面六臂の阿修羅像。
当時は最新の技術で、百済からの渡来人・将軍万福が作者だとされます。
穏やかで優しいだけでなく、勇ましく力強い。
思わず手を合わせ、引き込まれていきました。
暮しは分が大事です
気楽が何より薬です
そねむ心は自分より
以外のものは傷つけぬ
堀口 大学氏
青白いねたみの炎がすでに自分自身をするどく傷つけている、
その上でたとえ争いに勝ったとしても、また傷つく・・
私たちは、満身創痍の成れの果てです。
そういうのを全部やめ!というのが合掌の意味だと思います。
何事も二つに分けて、対比させて比較する、
その対立する両方を捨てたカタチです。
合掌すれば、もう右手も左手もありません。
興福寺 多川 俊映 貫首