→ 核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった →

スペイン北東部のカタルーニャ自治州政府は9日、バルセロナの自治州政府庁舎で、
今年のカタルーニャ国際賞を作家の村上春樹さんに授与した。
村上さんはスピーチで、東日本大震災と福島第1原発事故に触れ、
原爆の惨禍を経験した日本人は「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった
と述べた。

「非現実的な夢想家として」と題したスピーチで、村上さんは
福島第1原発事故を「(日本にとり)2度目の大きな核の被害」と表現。
戦後日本の核に対する拒否感をゆがめたのは「効率」を優先する考えだとし、
政府と電力会社が「効率の良い発電システム」である原発を国策として推進した結果、
原発に疑問を持つ人々は「非現実的な夢想家」として退けられたと批判した。

その上で「われわれは持てる叡智(えいち)を結集し、社会資本を注ぎ込み、
原発に代わる有効なエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった」と言明した。
(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/erp11061008060003-n1.htm

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