四国八十八ヶ所霊場の全行程はおよそ1460キロ、365里におよぶといいます。
八十八という数字は、男の厄年42歳、女の厄年33歳、それに子供から大人になる13歳を足したものらしいです。
まず、第1番札所 竺和山 一乗院 霊山寺を訪ねることにしました。
霊山の釈迦のみ前にめぐりきて
よろずの罪も消えうせにけり
少しは清らかなけがれのない身になりたいと思い、札に気持ちをこめました。
最初は「何処々の誰々が来ました」と記すために木製板で作った納め札を
寺に打ち付けたのが始まりだそうです。
それで札所のお寺へお参りすることを「打つ」というと知りました。
白い納め札は1~4回四国遍路をした方・青い納め札は5~7回
赤い納め札は8回以上・銀の納め札は25回以上
金は50回以上・錦のお札は100回以上
お遍路をされた方が納められるそうです。
納札入の中に、時々色のついた納め札がみえ、
沢山の方が何度も足を運んでいらっしゃるのだと思いました。
遍路は社寺を巡ることで功徳を積むという素朴な信仰とありますが、
かなり深いもので、似非で周っている自分が恥ずかしくなりました。