最後の沢山の嘘

『もう駄目ではないかな』

「2回も大きな手術でしたのに神様が助けてくださいました」
「お姉様と百合ちゃんと城戸さんと博多にいきましょう」
「食べられるようになったら退院できます」
「快気祝いでは大好きな河豚をみんなで戴きましょう」
などなどなど・・・

牧師さんは「天に召されるのを感じていらしたのではないか」
と、話された。違う!!!まだ生きていたいと。。。

「宜しくお願いします」と何度も私の名前を呼びながら言われた。
「大丈夫。心配しないで」と手を握って繰り返した。

何を頼まれたのだろうか?それも娘に敬語で。
今は芳名帳のデーターをただただパソコンに転記しているだけ。


   http://www.kaoristram.com/jp/blog3/
   
   いつか かおりさんのように きちんと考えられるだろうか

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