2月8日に明治神宮へ初詣へ行った時
菰樽の他にワインの樽が奉納されていました。
ワインの銘柄は有名なものばかりです。
Domaine Leroy Robert Arnoux
DOMAINE DE LA ROMANEE-CONTI
Philippe Pacalet Olivier Lefleive
Chateau de Meursault Feveleyなど。
明治天皇御製
よきをとりあしきをすてて外国に
おとらぬくにとなすよしもがな
「和魂洋才」旨とし、わが国の伝統のこころを守りつつ、
西洋のすぐれた文物を採り入れた明治時代。
御在世中、まさに国民の模範となって
近代化を推し進められた明治天皇は、
断髪・洋装をはじめ、衣食住の様々な分野において
西洋文化を積極的に採り入れられました。
食文化においても率先して洋食をお召し上がりになり、
西洋酒としては特に葡萄酒をお好みになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)
ご縁により遠く海を越え御奉献頂いた方々に
衷心より感謝を申しあげますとともに、
御祭神の世界有効への深い御心を戴き、
わが国とフランスとの親交が一層深まりますように祈念致します。
明治神宮
「奉献 葡萄酒樽について」このような説明がかかれていました。
ブルゴーニュ地方の醸造元各社から献納されたものだそうです。
かなりお洒落だなぁ(#^.^#)
だけど、とても気になった事があります。
何となくですが、重みとかいうか深みを感じない。
エフアールピーの彫刻みたい。中は入っているのだろうか?
入っているとしたら、暖かくなってきたら腐るのだろうか?
奉納だから良いのかな?
でも、なおらいの時はどうするのだろう?別にあるのかな?
お酒やワインの行方が気になり、ずっと疑問に思っていました。
調べてもはっきり解らないので、思い切って明治神宮に伺いました。
やはり樽の中にワインは入っていないそうです。
奉納して下さった方の気持ちを考えて、飾ってあるようです。
飾るという表現は私が使っただけで、適切かどうかは解りません。
神饌としてお供えしたあと、どこかにワインや日本酒などは
保管してあり、「神様のお下がり」神霊が召し上がったものを頂くようです。
神霊との結びつきを強くし、神霊の力を分けていただくのですね。
ケチでのんべえの下世話な質問に快くお答え戴いた、
明治神宮の方に御礼申し上げますm(__)m