§ 食の堕落と日本人 § 小泉 武夫 著

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小泉 武夫さん
1943年 福島県小野町
酒造家に生まれ。
東京農業大学教授。
専攻は醸造学・発酵学・
食文化論で農学博士。

日本経済新聞のコラム
食あれば楽あり」や
納豆パワー説で有名です。

肉食って粗を捨てる馬鹿
粗汁は万病の益薬
粗汁一杯夜三杯
粗も頭も使いよう
粗は魚より出でて
肉より旨し
人の祖は俺の物
俺の祖も俺の物
粗即是喰 喰即是粗
猫も杓子も赤ワイン
パロディックな皮肉たっぷりの標語がかかれています。

この本の中で私がとくに共鳴を受けたのは、
アジアの食文化を破壊したグルタミン酸ナトリウム
日本人だけでなくアジア人の舌までも
グルタミン酸ナトリウムで画一化されてきているという。
味精」といわれる白い粉。
グルタミン酸を化学合成して日本で開発されたものです。
小さい頃は頭が良くなるとかなんとか噂までありました。

現在、色々な店頭に並んでいる加工色品の殆どに
これが入っているのではないかと思われます。
表示が化学調味料から調味料(アミノ酸等)になったからです。
このというのが、かなりあやしい(-_-;)
ソースやマヨネーズやスープの素やふりかけなどにも、
練り製品やハムなどにも殆ど表示されています。
例えば、中華料理で使用されていない物を探すのは大変です。
色々考えると何も食べられなくなるように思いますが、
化学調味料の危険性を問われている今、この本を読んで、
なるべく口にしたくないと改めて感じました!

天使の階段」科学調味料の危険性について
http://www.microstory.org/gakusi/wiki/Health004-2.html

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