二十億光年の孤独 谷川俊太郎さん
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
学生時代に何を思っていたか、どうしたかったかは覚えているけど、
細かな経緯とか流れは殆ど忘れてしまった。
今、懐かしく思うのは、たぶん心の揺れを感じたいからかな(#^.^#)
単純で純粋であったであろう、あの時の自分。
どこか遠く上の方から覗いてみたいのかもしれない。