アメリカの「プリンス・スポーツ」が、販売の不振から経営に行き詰まり、
日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を裁判所に申請したそうです。
日本での正規輸入代理店「グローブライド株式会社」(もとダイワ精工)は、
アメリカ本社の経営健全化を目指しての処置であり、
世界各国の代理店では今までどおりの販売を行う予定であるとのこと。
ずっと続いてほしいと願います。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120502/k10014865131000.html
これは、プリンスというブランドでテニスラケットを製造する
アメリカのプリンス・スポーツが発表したもので、
1日、連邦破産法11条の適用をデラウェア州の裁判所に申し立てました。
負債総額は6000万ドル(日本円で48億円余り)に上ります。
1970年に設立されたプリンス・スポーツは、
1976年に、業界に先駆けて面を一回り大きくしたテニスラケットを販売し、
初心者にも使いやすい「デカラケ」としてテニスブームを巻き起こしました。
また、プリンスのテニスラケットは、ロシアのマリア・シャラポワ選手や、
かつての女王マルチナ・ナブラチロワさん、日本の杉山愛さんなど、
世界中のテニスプレーヤーに愛用され、
現在もおよそ100か国以上で販売されています。
しかし、リーマンショック以降の景気の低迷で販売不振に陥り、
経営に行き詰まったことから、連邦破産法の下で、
投資会社などの支援を得ながら経営再建を進めることを決めたということです。
プリンス・スポーツのゴードン・ボギス最高経営責任者は
「長い歴史のあるプリンスの経営を立て直し、革新的な商品を生み出して反転攻勢につなげたい」とコメントしています。